犬の皮膚を日頃からチェックするポイント
犬の皮膚は被毛に隠れて変化に気づきにくい場所です。自宅でできる皮膚チェックのポイントと、沖縄の気候で気をつけたいこと、動物病院へ相談する目安を、日々のケアの視点からまとめました。

犬の皮膚は被毛に覆われているため、変化があっても気づきにくい場所です。「トリミングで毛を短くしたら、赤みが見つかった」ということも少なくありません。
日頃から少しずつ皮膚に触れて見ておくことで、小さな変化に早く気づけるようになります。この記事では、ご自宅でできる皮膚チェックのポイントをご紹介します。
皮膚チェックの基本
見るポイント
スキンシップのついでに、次のような変化がないかを見てみましょう。
- 赤み・ぶつぶつ・かさぶた
- フケや乾燥、ベタつき
- 毛が薄くなっている場所
- できもの・しこり
- 黒ずみや色の変化
触るポイント
手のひらで全身をなでながら、毛の上からでは分からない変化を確かめます。
- ザラつきやしこりがないか
- 触られるのを急に嫌がる場所がないか
- 皮膚の温かさに極端な差がないか
見落としやすい場所
脇の下、内もも、指の間、耳のまわり、しっぽの付け根、あごの下は、蒸れやすく汚れがたまりやすいのに、普段は目に入りにくい場所です。意識してチェックする習慣をつけると安心です。
沖縄の気候で気をつけたいこと
沖縄は高温多湿の期間が長く、皮膚が蒸れやすい環境です。
- 海やプールのあとは真水で流し、しっかり乾かす
- 散歩後の足裏・指の間の湿り気をタオルで押さえる
- 部屋の湿度が高い時期は、被毛の根元まで乾かすことを意識する
「濡れたまま・蒸れたまま」を減らすことが、沖縄での皮膚ケアの基本になります。
こんなときは動物病院へ
日々のチェックはあくまで「気づくきっかけ」であり、原因を判断するものではありません。次のような様子があるときは、早めにかかりつけの動物病院へ相談してください。
- かゆがる様子が続いている
- 赤みやできものが広がっている・大きくなっている
- 同じ場所を舐め続けている
- 脱毛が進んでいる
トリミングは皮膚を見つめ直す機会
シャンプーやカットの時間は、全身の皮膚と被毛の状態をくまなく確認できる貴重な機会です。
わんnessのベーシックケアトリミングでは、皮膚と被毛の状態を確認しながら、その子に合わせたスキンケアを行い、施術後に気づいたことを飼い主さまへ共有しています。ご自宅でのチェックとトリミング時の確認を組み合わせて、わんちゃんの皮膚の変化に早く気づける毎日をつくっていきましょう。
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執筆
佐々木 那菜(わんness 代表)
犬の理学療法インストラクター師範。 那覇市を拠点に出張トリミングとボディケアを行っています。
本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、病気の診断・治療に代わるものではありません。愛犬の体調に不安があるときは、かかりつけの動物病院へご相談ください。



